お盆の由来
お盆は先祖供養の行事として今でも日本全国で様々な風習が見られます。広島ではお墓にカラフルな盆灯籠が立ち並ぶ風景がおなじみです。お盆は正式には盂蘭盆(うらぼん)といい、先祖を供養する仏教行事として中国から日本に伝わったとされています。一方で古来日本ではこの時期に精霊を祀る風習があったとされ、仏教の教えと日本独自の民俗文化が結びついて現在のお盆の行事が形づくられていったようです。
お盆の言い伝え
お盆の語源である盂蘭盆(うらぼん)とはサンスクリット語の「ウラバンナ」を漢字で音訳したもので、逆さ吊りを意味しているそうです。これは、お釈迦様の弟子があるとき、自分の母親が餓鬼道に落ちて逆さ吊りの様な苦しみに会っているのを知り、お釈迦様に相談したところ、夏の修行期間が終わる旧暦の7月15日に、大勢の僧侶に供物をささげて施しをして功徳を積むことでその苦しみから救うことが出来たという言い伝えに由来しています。そのことからこの日に先祖を供養する行事が中国で行なわれるようになり、その風習がさらに日本に伝わったとされています。
日本で初めてのお盆法要
文献によると、西暦606年の7月15日に推古天皇が斎会を営んだという記録が残っており、それが日本で初めてのお盆の行事といわれています。江戸時代までは貴族や武家などでお盆の行事が行なわれていて、一般庶民の間で定着したのは江戸時代からだそうです。
お盆の時期
お盆の時期は地域によって異なります。これは、明治になって新暦が導入された際に、お盆をいつにするかという対応が地方によって異なったからといわれています。新暦の7月15日頃は農家が繁忙期にあたるということから、1ヶ月後の8月15日を中心とした8月13日〜16日に行なういわゆる8月盆(月遅れ盆)が現在では全国に広まっています。しかし東京など都市部では新暦の7月13日〜16日、沖縄など南西諸島では旧暦の7月15日頃に行なうことも多いそうです。また7月7日の七夕から7日間をお盆とする7日盆を行なう地方もあります。お盆の期間中には、地方によって様々な風習・行事が行なわれます。
